Hideki's diary

世界中を歩きながら感じたことを関西人フィルターを通して書き綴ります。

Conclusion of Australia 〜オーストラリアのまとめ〜

オーストラリアのまとめ。

 

こっちで出会った人たちは本当に一期一会。

一回しか会わない人、

ずっと一緒だった人、

でもなんにしても、

「さよなら」

ってのがつきものだった。

 

そりゃそうだ、

皆VISAがあって、

状況もあって。

 

だけど不思議なもんで、

時間の長さに関係なく、

たったの一回しか会ってないのに、

すごく信頼できて、

また会いたいなって人もいてる。

 

本当に素敵な事なんだと思う。

どこかでまた会えるかな。

 

オーストラリアも残すところ4日になって、

最終日でもない今日まとめを書いている訳なんだけど、

明日は僕の誕生日、

お祝いしてくださいという訳ではなくて、

 

それに合わせて家族が来てくれるんです。

家族と旅行なんていつぶりだろう。

それもあってさ、

明日からは家族に尽くそうと思うわけで、

 

明日から三日間は

 

一人の人間としての石本英希を少しお休みして、

 

ただのおかんの子供に戻ろうと思う訳で、

兄貴の弟に戻ろうと思う訳で、

お母さんにもありがとうを伝えなきゃなんでね。

 

 

そんなわけでまとめを今書いてます。

少し長くなるかもしれないけど、

良かったら読んでください。

 

オーストラリアに来た元々のきっかけ、

そんなものはやっぱり月並みで、

 

海外に対するあこがれ、

日本での生活に嫌気がさした、

井の中の蛙で終わるのが嫌だった。

 

なんてそんなもんで、

オーストラリアって決めたのは簡単に来れるから。

アメリカはワーホリビザがないから。

やっぱりそんなもん。

 

それで一年後にいこうって決めて、

とにかく英語とお金をなんとかしようと思った、

 

その日からもう二年近くになるのかな、

 

なんかふわっと考えてる事がどんどん形になっていく感覚、

時間っていうのは面白いなぁって思った。

 

最初にケアンズに着いた時、

ドキドキのワクワク。

元々はホームステイする予定だったんだけど、

ステイ先に空き巣が入ったから引っ越しちゃったって、

出発の二週間程前に連絡が来て、

「それじゃもういいです」って言って、

自分でゲストハウス予約してたの。

 

で、

空港についたのが2月14日、朝5時10分、

一人で飛行機に乗るのすら初めてだったから入国審査なんてドキドキで、

鞄に入ってるスケボーや、風邪薬が引っかかって入れなかったらどうしようか。

なんてそんな事ばっかり考えてた気がする。

どうやってゲストハウスまで行けば良いかも分からなかったし、

てか暑いとは聞いてたけどめっちゃ暑いし。。。

 

僕は人見知りです。

 

そんな事をよく自分で言うんだけど、

周りからしたそんなことないって言われて。

 

だけど、

本当に実感した。

 

ケアンズについて、

外に出るのが怖くて、

8人部屋のゲストハウスの二段ベッドの上から動かなかった。

 

外国人ばっかりやし。

コレから一年間自由に行動してください。

って

(自分で決めたんやけど)

言われてもどうして良いか分からなかった。

 

今考えると少なくとも、

二段ベッドからおりれるくらいにはなってるやろうな。

あと、

 

何か分からんけど

焦って生きてきた僕にはオーストラリアって国はとっても良かったんじゃないかと思う。

 

知らない間にゆっくりと考えられるようになってきた、

時間をかけて答えを出すってことの大切さや、

 

何よりも

 

好きな事を好きなだけする。

 

それを教えてくれたんやと思う。

 

水着でショッピングセンターに入ってくるしさ、

町歩いてると二ドルちょうだいとか言ってくるしさ、

 

ほんまもう、

 

自由か。

 

ってなんかい心の中でつぶやいたか。

でもそういう事なんだなぁって、

 

いかに自分が周りを気にして生きてきたんだろう。

そう思った、

他の人がこうしてるからとか、

周りの人にこうみられたいからとか、

そんなことを抜きに

 

自分が何をしたいか。

 

そうやって問いかけた時、

ボクはその答えを出せませんでした。

 

役者をしていた時や演出をしていた時、

本当に周りが羨ましかった、

 

これしかない。

これが好き。

 

そんな人に囲まれて、

ボクはお芝居じゃなくて、

きっとそんな人たちに憧れて、

その人たちと一緒にいてたんだなぁと思った。

 

僕のオーストラリア生活でやっぱり外せないのは何と言っても

 

アリススプリングス

 

この町には呼ばれていったと思ってる。

 

行くべくして行ったんだって。

 

きっとこの町に行ってなかったら、

今の僕の成長はなかったのかもしれない。

 

本当に大切な友人に出会い。

大地のエネルギーの真ん中に放置、

そして とてつもない

 

「時間」

 

って言うのを僕にくれました。

考える時間ができてよかった。

 

日本の雑踏の中では消えてしまうような、

自分の小さな感情や、

可能性、

潜在意識、

 

そして、

本音。

 

それを拾い上げれる、

しっかり、

自分と向き合える、

そんな場所でした。

 

正直つらかった、

お恥ずかしい話し、

何度も泣きました。

けど、

親友と何度も腹を抱えて笑いました。

 

日本ではできなかった事です。

当たり前の事が当たり前にできる幸せを知れる場所でした。

 

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オーストラリアにいる間にいろんな事を考えました。

 

人との出会い、

自分のやりたい事、

なんで人は生きるのか、

将来の自分、

 

 

そして、

ある日ボクは死にかけました。

 

仕事終わりにスケボーで帰っているときに、

僕の横に急に車が停止、

運転席から何かを叫ばれてるんだけど分からなくて、

すると後部座席から人が出てきて、

銃のような物を突きつけられました。

 

逃げました。

そりゃもう逃げました。

 

そのときは結局何もなくて、

でも、

本当に怖くて、

気がつくと泣いてました。

 

そのときに思いました。

 

 

明日死んだらどうすんねん。

 

この気持ちだけは一生忘れたくない。

そしてボクは思いました、

 

やりたい事をやろう。

 

今までもやってきたつもりだった、

けど、

本当?

 

明日死んだらどうすんねん。

後悔しないか?

 

きっとボクは後悔すると思いました。

だから、

 

泣いて、

笑って、

全力で生きよう。

 

そう思いました。

 

そうやって素直に生きる事はやっぱり今でも難しいです、

人見知りもするし、

やっぱり人からの評価も気になる、

嫌われるのは怖いし、

お世辞もいう、

 

けど、

どんどん、

なりたい自分に近づけてきてる、

そう実感する事ができる毎日を過ごせるようになってきました。

 

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夢はなんです?

 

そうやってよく聞かれる事が多いです。

 

けど答えられません。

やりたい事はあるんだけど、

それが夢かと言われるとわからない。

 

なぜかというと、

 

叶えられないと思わないから、

 

例えば

明日ディズニーランドに行く人に

 

夢は何?

って聞いて、

ディズニーランドに行く事! とは答えない。

 

そういうことです。

僕がおかしいのか分かりませんが、

 

今目標にしている事は2016年9月にイギリスのFalmouth universityに入学します。

そこでArt Management を勉強しようと思っています。

 

日本にいたときの自分なら思いもしなかった目標。

けど、

今なら

「なんとかなる」

そう本気で思っています。

 

なぜそんな風に思う事ができたか、

それは、

やはり人との出会いでした。

 

ワイナリーで働いている日本人、

ストリートダンスで生きて行ってる日本人、

結婚してこっちに住んでる日本人、

こっちで教師をしている日本人、

いろんな人と出会いました。

 

そうしている間に、

 

なぜ今まで無理と思っていたのか、

それが分からなくなりました。

 

自分を信じてやれるのは自分だけ

 

 

その通り、

自分ならできるって思い続けた人たちがそこにはいました。

 

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いろんな物を広い視野で、

しっかり考えて判断する。

 

政治、

経済、

世界、

平和、

人の気持ち、

教育・・・

 

いろいろあるけどね、

それを教えてくれた場所でもありました、

 

光があれば陰がある、

 

宇宙飛行士の人が言ってるんですって、

 

宇宙からみえる世界遺産は二つ、

中国の万里の長城グレートバリアリーフ

 

オーストラリアのグレートバリアリーフです、

世界一のリーフです。

僕も行きましたが、

やっぱりすごくきれいで、

ウミガメがいたり、

ほんとうにすごいんです。

 

けどやっぱり、

さみしいなぁってことの方が目につきました、

 

どの民族かは言いませんが、

ポイ捨て、

歩きタバコ

自然動物に勝手に餌付け、

など、

やっぱりモラルに反することが多くて、

 

でもそれも含めての観光業、

コレがなくなれば職を無くす人もいるわけだし、

 

バスに乗ってて、

バスの運転手がバスを汚して、

「清掃員に仕事をあげてるんだ」

って笑ってた

 

けど、

くやしいけど、

本当の事で、

 

それもなんだかなぁって、

 

そこでやっぱり感じたのは、

 

文化の違い。

 

根本的に違うんだ、

だから理解する事が必要なんだ、

 

 

無知こそ悪。

 

そう思った。

知らないってことは相手を知らない間に傷つける事もあるんだ。

だから、

知らなくても良いから

せめて知ろうとする。

その気持ちもたいせつなんだなぁって。

 

オーストラリアだけではない問題だけど、

やっぱりその断片は見えた気がする、

そして改めて、

自分の国の事を考えさせられた。

 

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これから僕の人生は想像もつかないくらい面白い事になると思う、

こっちで出会った人、

考えついた事、

日本で待ってくれている人、

自分自身。

全部がつながって、

今からのボクは素敵に、

楽しく、

楽しく、

楽しく、

生きて行くんだろうと思う。

 

みんな違ってみんな良い。

 

そう、

人それぞれ考えは違っていいと思う、

たまには甘えても良いと思う、

けど自分の中で、

 

諦める

 

ってことだけはしてほしくないなぁって、

自分のやりたい事や、

自分にあった場所は必ず見つかる。

 

自殺するなら、

世界一周してからにしてほしい。

 

自分にあった場所を探して、

自分の足で探して、

それでも見つけられなきゃ、

次の人生にかければいいとおもう、

けど、

 

諦めないで。

 

楽しい事は絶対に見つかるから。

 

自分のやりたい事がまだ見つかってない人は、

周りの事は気にせずに

(もちろん感謝はして)

飛び出してみてはどうかな?

 

歩き回って必死にやりたい事探して、

いろんな物をみて、

いろんな人にあって、

それでも見つからなかったら、

 

人と同じように就職して、

愚痴言ってればいいんじゃないかな。

 

ぼくはまだまだ楽しい方に進んで行きます。

周りに迷走してると言われようが、

羨ましいと言われようが、

わがままで、自分勝手と言われようが、

 

ボクはボクです。

 

まだまだ楽しい方に進んで行きます。

でも一回日本に帰ります。

4日後に帰ります。

 

そして、

みんなに会いたいです。

めちゃくちゃ会いたいです。

 

ボクの旅は一旦終わりますが、

新しい旅の始まりです。

 

 

さて、

荷造りしなきゃ。

 

 

 

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