Professional〜プロフェッショナル〜
ってわけでクリスと飲みに行ってたんやけど、
本当に彼は日本人みたいな考え方してて、
(日本が大好きで日本に英語の先生として四年くらい来てたんだけど)
日本人独特の
「後の人の事考える」とか
「モノの気持ちを考える」とか、
(eg.ドアを蹴ったらドアが可哀想でしょう?とか、
こっちでは「ドア蹴っちゃだめでしょ!」だけの教育)
そういう事ができる人で、
日本人からしてもすごく尊敬できる人で、
しかも英語の先生、日本語の先生、
歴史の先生もできちゃう(数学は弱すぎるけど)
そんな彼と飲みに行くと毎回興味深い話しを英語で教えてくれて、
分からない言葉は日本語で説明もしてくれる、
最高の先生なんやけど、
今日そんなクリスに一つ質問をした。
Actually I'm thinking whether I can ask questions about English to Chris.
Because U r a teacher, so I think we usualy need to pay for your theaching.
u r professional.
簡単に言うと、
「プロの人にただで何かを頼むのはとても失礼な事、だからOFFのときに英語の質問をしてもいいの?」
ってことね、
他の世界を全部みたわけではないけど、
この点で言うと日本は国民性の問題もあって、
他の国と比べてその意識は薄いと思う。
お店をやってる人に
「ただでモノちょうだい」とは言わないのに
プロで技術を売ってる人には
「ちょっとただでなんかやって」
って言っちゃう。
これはプロがその技術でご飯を食べてるっていう意識が、周りの人間にとって薄いんだと思う。
クリスの場合は「日本語勉強にもなるし全然オッケーだよ!」って言ってくれたから大丈夫だったけど、
半分以上の僕が出会った英語教師(欧米人)は「ごめん、今仕事じゃないから」って断ってる。
それは決してケチな訳じゃない、
だけど日本だと「え〜ただやねんからええやん」っていっちゃう。
ただってことはその人はその技術で食べて行けないってことになっちゃうのね、
これは大げさに言ってるように聞こえるけど、
結構大事なことで、
もちろん日本人の国民性で「あぁ全然いいよ」って言う人ももちろんいるんやけど、
お願いする方が「ただでいい?」って言うスタンスを変えていかない限りアーティストやダンサーなんかの地位は上がっていかない、
日本って「技術料」ってのがぼったくりとすら思ってるところあるでしょ?笑
例えば日本の料理人の給料ってめっちゃ低いのね、
それは日本人の考えで「原価どれくらい」って考えるから食べ物の値段をあげにくい、
原価と技術料、サービス料で一皿の値段って考えられないのね、
オーストラリアのシェフは(もちろん場所にもよるが)きっと倍近くお給料もらってるよ。
それは「技術料」やレストランでの「時間」なんかにお客さんがお金を払う感覚があるから。
だから、
その技術はれっきとした「商品」であるってことを忘れちゃだめなの、
友達の美容師さんに髪切ってもらってても基本的に僕はお金を払いたい、
もちろん舞台をやってたときに絵を描いてくれる子とか楽曲を提供してくれる子にはお金を払う。
それはたとえどれだけ仲のいい友達でも、
何度も言うけど「全然いいよ〜」って人もいてるからその人に限ってはいいんやけど、
それはあくまでもその人が日頃の感謝やとか、そういうものの「代わり」に「技術」を払ってくれてるのね、
やっぱりそれを忘れちゃだめ、
その人がProfessionalってことを忘れちゃだめ。
だから周りに先生がいたり、
アーティストがいたり、
美容師さんがいたり、
そういう人たちの生活のためにも「技術料」ってのをしっかりとカウントして、
扱っていけたら、
少しは日本の「技術」に対する感覚が変わっていくのかなぁと思う。
だからさ、
芸人さんに「面白いことして」とか
ダンサーさんに「ムーンウォークして!」とか
料理人に「○○つくって」とか
基本的にNG、
趣味を仕事にしてる人もいてるから、
そういう場合はもちろんいいんだが。
役者をしてた時に、
「役者してるんやったら泣いて?」とか
ダンサーをしてたときに
「踊ってや!」とか
映像の仕事してるときに
「結婚式の動画つくって」とか
もちろん胸を張って「プロです」って言えるレベルじゃない!って言われたらそれまでやけど、
それをただでしちゃうと
僕たちは「どこでお金を稼いだらいいの?」ってなっちゃうのね、
で、
仲良しやからオッケーでしょ?って悪気なく言う人も多いんやけど、
「仲良し」やからこそ、
仲のいい人を「プロ」として生活させてあげるために、
「ただでして」とは言わないでほしい。
だから、
英語教えてもらって飲みに行ってたら、
本人が良いって言ってもビールの一杯くらいおごるように心がけれたら、
素敵なんじゃないかと思う。
またまた個人的なアウトプット。笑
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