Hideki's diary

世界中を歩きながら感じたことを関西人フィルターを通して書き綴ります。

笑うから楽しいのか楽しいから笑うのか。

久しぶりにブログを更新します。

 

読み返してみると、

日本に帰ってきた直後に更新したのを最後に、

約4ヶ月ほどブログをサボってましたね。

 

何度か書こうと思い、ラップトップを開き、

半分ほど書いて、

「まとまらない」と消す作業を何度か繰り返していたのですが、

今日こそはアップしようと思います。

今この時点で数回書いた記事を削除しているのですが。笑

 

2月に帰国した僕は、

迷っていました。

本当に素敵なお誘いをいくつかいただいていました。

これは仕事に関することです。

本当に素敵なお誘いで、

本当に悩みました。

 

しかし自分で会社を始めることにしました。

 

素敵な人たちの、

本当に素敵な、

しかも大好きなお仕事でしたが、

お断りさせていただきました。

 

しかし何をするか。

僕はあまり考えていませんでした。

なんでもよかったのではありません。

「面白いこと」が多すぎました。

 

僕の人生はその瞬間に輝きます。

決断というのは面白いもので、

その一秒で下した決断がその後数年間、

もしかすると一生その決断と付き合っていくことになります。

それが僕はたまらなく好きでした。

 

ポケモンをしている時にモンスターのレベルが上がります。

「⚪︎⚪︎はレベル30になった」

その時「⚪︎⚪︎は新しい技を覚えることができる」

僕はその瞬間にものすごく興奮していたのを覚えています。

新しい技を覚えることで、このモンスターは一生そのやり方を忘れることはないし、

(ゲーム上では忘れてしまうが)

新しい可能性の始まりだ。

そう思っていました。(当時小学生だった)

レベルが重要なのではないのです。

 

そしてその可能性というものに

「成功」や「失敗」という概念はないということも同時に思っていました。

「成功」と「失敗」ではなく「楽しいか」ということでいうと。

間違いなく「楽しい」のです。

もし金銭的に失敗して苦労しても

その状況はその瞬間にしか存在しない、

その瞬間を「楽しむこと」に全力を尽くしていきたいと思っていました。

だから、

僕のポケモンのパーティはめちゃくちゃ弱かったです。

でも、

自分の好きなモンスターをいれて、

好きな技で戦っていました。

その時間違いなく「楽しんで」いました。

 

人はどんどん大人になっていきます。

そしてそれと同時に

「成功」か「失敗」

その選択を迫られるようになっていきます。

仕事では結果を出さなきゃいけないし、

そもそもぼくがやっている「会社」というものは「利益」のためのみに存在しています。

 

けどそのなかでも「楽しむ」ということを忘れた日はありません。

その瞬間はその瞬間にしか訪れないのです。

 

そこで最近思うこと。

「成功」か「失敗」という答えを導くための最低必要条件は「楽しむ」ということなんじゃないか。

 

どうしてあの人はあんなに魅力的なんだろう?

それはきっと「やらされてる」んじゃなくて「やっている」からなんだと。

 

ぼくの会社はぼくのポケモンのパーティです。

ぼくはなにもできません。

「サトシ」は戦うことはできません。

ぼくはパソコンも詳しくないし、

絵も描けない。

英語も仕事で使うには心もとない。

でも、

一緒にいる仲間たちが面白くてしょうがないのです。

そして、

その人たちが新しい可能性をぼくにくれるのです。

 

そこでぼくは新しいことに挑戦できるのです。

 

なんてこった、

ぼくはなにもできないのに、

こんなに楽しいことに出会うなんて!

てな感じです。

 

ここで一つ疑問が出てきました。

「Hideのパーティはめっちゃ弱かったんじゃないの?」

ということです。

ぼくの会社がめっちゃ弱いということになります。

そして「四天王」を倒すというポケモンにおいての目標上ぼくのパーティは非適合ということになります。

そりゃね、

愛着があるからって最初に取ったポケモンだけじゃね・・・。笑

 

はい、

それはおいておいて、

勘のいい方ならお気づきですね。

ポケモンにおいての目標は「四天王を倒すこと」ではないということです。

当時小学生だったぼくが「めっちゃ弱かった」と豪語するパーティでありながら、

『それに熱中すること、楽しむこと。』

ここにこそ価値があるんだということです。

 

ぼくはよく言われました

「お前ゲーム向いてない」

「こんなにゲーム下手なやつ始めてみた」

ただ、

今言い訳がましく言わせていただくと、

「ゲームを勝つためのものとして捉えるのではなく楽しむツールとして捉えていた」

ということです。

みなさんがお気づきの通り、

任天堂任天堂64を売っている、

任天堂大乱闘スマッシュブラザーズを売っている。

のではなく、

「リビングで楽しむ時間」を売っている。

ということ、

そしてその感覚に「ポケモンの技」を通してぼくはずっと気づいていたことになります。

 

つまりぼくは会社をすることを通して、

「利益を目的としているのだが、自分の好きな人たちを集めてその人たちに幸せになってもらう」ということを楽しんでいるんだと。

仕事が「成功」か「失敗」か

ということではなく

その仕事が「好きなこと」なのかどうか。

ということに注力するのも楽しいんではないか。

 

そんな風に思っています。

 

ビジネスをしっかりしている人からすると

「全然イケてないビジネスマンだな」と思われるかもしれませんが、

それでも「楽しい」ということが

結果的に「成功」ということにつながるとぼくはしんじています。

 

どうもぼくには「のんびり過ごす」ということが向いていないようです。

それはぼくが「ポケモン」をしている感覚でそもそも生きているからなんじゃないかと思います。

会社の人たちが「ポケモン」と言っているわけじゃないですよ。

会社のNomupeiくんが「エビワラー」に似ているなんてわけじゃないですよ。

 

ただ、

新しい技や新しい場所、新しいポケモンや新しい敵。

そこに挑戦していくことを「楽しんでいる」ということです。

だから。

ぼくは1プレイヤーとしては「成功」しているのかもしれませんね。

 

ポケモンと違うのは。

 

ぼくはモンスターたちとお酒を飲むことができて、

それが大好きだということです。

 

なんだか経営論みたいな風に見えますが。

 

ただ、

ぼくがやってたポケモン弱かったなぁって話です。

 

 

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